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プラザレポート

2023.7.10

ウェルフェア2023〜福祉・医療・健康の総合展〜レポート

ウェルフェア2023〜福祉・医療・健康の総合展〜レポート 主催 名古屋国際見本市委員会 (公財)名古屋産業振興公社 (社福)名古屋市総合リハビリテーション事業団  2023年5月25日(木)〜27日(土)の3日間、吹上ホールで「ウェルフェア2023」が開催されました。  「ウェルフェア」は今年で24回目となる福祉・医療・健康に関わる分野の様々な商品、サービスが一堂に会する展示会です。  名古屋市総合リハビリテーション事業団は、なごや福祉用具プラザと名古屋市障害者スポーツセンターがそれぞれブースを出展し、様々な福祉用具の展示や体験、相談コーナー、ミニセミナー、障害者スポーツの体験コーナーなどを設けました。  また同期間に『介護ロボット企画展』を併催し、移乗、移動、排せつ、見守り・コミュニケーション、入浴、介護業務支援に関する機器を多数展示しました。講座については「介護ロボット導入・活用セミナー」と「排せつケアセミナー」を企画し、多くの方々に受講いただきました。 ウェルフェア公式ページ なごや福祉用具プラザ展示ブース  「生活に役立つ福祉用具」をテーマに展示・体験・相談を行いました。ベッドから起きるところを起点に、食事や排せつ、お出かけといった日常の動作を助ける福祉用具を紹介しました。また、生活をより豊かにする自助具・被服の工夫、ICTの活用など、ボランティアグループとも協力しながら多くの皆さまにご案内しました。 介護ロボット企画展  介護や移動を助けたり、生活の質を高める介護ロボットを一堂に展示・体験できる企画展を開催しました。 パラスポーツ体験コーナー  パラスポーツの紹介や、競技用車いすの試乗、パラリンピックの正式種目であるボッチャの体験が行われました。 なごや福祉用具プラザ主催セミナー 介護ロボット導入・活用セミナー 〜見守り支援機器の紹介、導入事例紹介、展示・体験会〜  なごや福祉用具プラザでは名古屋市から委託を受けて、介護従事者の負担軽減や定着、介護の質の向上を目的として、介護ロボットの活用を推進するため、「介護ロボット等活用推進事業」を実施しています。  このセミナーでは、事業の紹介、見守り支援(施設)ロボットの紹介、実際に導入した介護施設からの導入・活用事例の報告をおこないました。 事業の紹介、見守り支援(施設)ロボットの紹介、介護施設導入・活用事例の紹介 なごや福祉用具プラザ 作業療法士 長尾 美幸 見守り機器の効果的な活用について 社会福祉法人なごや福祉施設協会 本部事務局 施設指導主幹 川原 めぐみ 氏 利用者視点で考える「理想的な介護」について〜ネオスケアで実現できる利用者・スタッフの満足度高い介護〜 ノーリツプレシジョン株式会社 新規事業部 主事 宝溝 誠治 氏 見守りカメラの導入効果とロボット導入を効果的に進めていくための取り組み報告 社会福祉法人華陽会 副施設長 近藤 英人 氏 排せつケアセミナー 専門医に学ぶ排せつケア~排便障害を伴う疾患について~  排せつケアコールセンターには、毎日排せつのお悩みのある方から多くの相談が寄せられます。そのうち排便に関する相談は全体の3割を超えています。気持ちよく排便するためには食事や運動、規則正しい生活習慣がうたわれていますが、そこには排便障害を伴う疾患が潜んでいるかもしれません。  このセミナーでは、排便のメカニズムについて正しく理解するとともに、排便障害を伴う疾患についても知識を得ることで、かかりつけ医や専門医に、いち早く繋げることができるようわかりやすく解説しました。 専門医に学ぶ排せつケア〜排便障害を伴う疾患について〜 名古屋市立大学大学院 医学研究科次世代医療開発学 教授 名古屋市立大学病院 臨床研究開発支援センター センター長 神谷 武 氏

2022.7.14

福祉・医療・健康の総合展 ウェルフェア2022 開催

福祉・医療・健康の総合展 ウェルフェア2022 開催 26日には河村たかし名古屋市長が会場を視察に訪れました。 主催 名古屋国際見本市委員会 (公財)名古屋産業振興公社 (社福)名古屋市総合リハビリテーション事業団  2022年5月26日(木)〜28日(土)の3日間、吹上ホールで「ウェルフェア2022」が開催されました。 「ウェルフェア」は、これまで名古屋市で22回開催実績のある福祉・医療・健康に関する総合展です。  《住み慣れた街でいつまでも自分らしい暮らしを》をスローガンに、『地域包括ケアシステム』の深化・推進を啓発していく場としてリニューアルされ、3日間を通じて9,750名が来場されました。 展示  なごや福祉用具プラザのブースでは、年齢や障害の有無にかかわらず、その人らしい暮らしを応援するために様々な福祉用具を展示しました。 約130点の福祉用具をご紹介し、ブースに足を運んでくださった方からたくさんのご相談をいただきました。 排せつケア相談支援事業コーナー 介護ロボットコーナー 車いす・歩行器コーナー 入浴関連用具コーナー 自助具製作コーナー 被服ボランティア紹介・相談コーナー ICTボランティア、パソコン・スマホ相談コーナー パラスポーツの紹介  なごや福祉用具プラザでは、スポーツを楽しむための道具の工夫・調整を通して、障害のある方のスポーツ参加を支援しています。 2026年に第5回アジアパラ競技大会が愛知・名古屋で開催されることもあり、パラスポーツの紹介コーナーを設けました。 名古屋市障害者スポーツセンターと連携して競走競技用およびバスケットボール用車いすを展示し、たくさんの方に試乗体験していただきました。 介護ロボット導入・活用セミナー  26日(木)、27日(金)には「介護ロボット導入・活用セミナー」が開催されました。 26日には移乗支援機器、27日には見守り支援機器をテーマに、機器紹介、導入事例紹介と介護ロボット企画展会場での展示・体験会が行われました。 5月26日 移乗支援機器の紹介、導入事例紹介・体験会 介護ロボット等活用推進事業の紹介・介護ロボットの導入視点の解説 なごや福祉用具プラザ 長尾美幸 移乗支援機器の紹介「HugT1-02」 株式会社FUJI 中根伸行氏 移乗支援機器の導入事例紹介 R2年度介護ロボット導入効果検証協力事業所 医療法人幸世会セントラル内田橋 森智之氏 5月27日 見守り支援機器の紹介、導入事例紹介・体験会 介護ロボット等活用推進事業の紹介・介護ロボットの導入視点の解説 なごや福祉用具プラザ 長尾美幸 見守り支援機器の紹介「Neos+Care(ネオスケア)」 株式会社ノーリツプレジジョン 宝溝誠治氏 見守り支援機器の導入事例紹介 R3年度介護ロボット導入効果検証協力事業所 社会福祉法人華陽会 特別養護老人ホーム サービスネットワーク南陽 山室薫氏 介護ロボット企画展での体験会の様子

2022.5.7

名古屋市介護ロボット等活用推進事業「介護ロボットなごやフェスタ2021」開催 第3回テーマ『見守り・介護業務支援』

名古屋市介護ロボット等活用推進事業 「介護ロボットなごやフェスタ2021」開催 第3回テーマ『見守り・介護業務支援』 主催 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ 名古屋市  2022年2月25日(金)~27日(日)、なごや福祉用具プラザにて「介護ロボットなごやフェスタ2021」を開催しました。  去年まで厚生労働省の事業として「介護ロボットあいち・なごやフォーラム」という名称で開催していたイベントを、今年は名古屋市の「介護ロボット等活用推進事業」独自のイベントとしてなごや福祉用具プラザと名古屋市が主催しています。  第1回の『移乗』を皮切りに、第2回は『排泄・入浴・移動』、今回は『見守り・介護業務支援』をテーマに展示・体験・相談会とWebセミナーのYouTube配信を行います。  Webセミナーは、なごや福祉用具プラザのYouTubeチャンネルで公開し、「いつでも、どこでも、なんどでも」必要な情報をお届けします。 Webセミナー2022年2月開催分 プログラム 介護ロボットメーカー プレゼンテーション トーテックアメニティ㈱ パラマウントベッド㈱ キング通信工業㈱ ㈱バイオシルバー ノーリツプレシジョン㈱ パナソニック㈱ ㈱リコー 積水化学工業㈱ シーホネンス㈱ ㈱アズパートナーズ TANOTEC㈱ 導入活用事例紹介 「施設での転倒リスクへの取り組み」 国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター 導入のポイント(なごや福祉用具プラザ) 行政説明・自治体の取組紹介 愛知県 介護ロボット導入支援事業補助金について 名古屋市 介護ロボット等活用推進事業について プログラムは「なごや福祉用具プラザYouTubeチャンネル」でご覧いただけます  見守り・介護業務支援機器は使用する場面を再現しての体験や実演も行われました。 また、参加者から寄せられた機器の利用に関する相談に対する提案もさせていただきました。 相談・提案の一例 既存の離床マットセンサーは、立ち上がり後に通知がされるため職員の駆けつけが間に合いません。 転倒リスクを減らすことができる介護ロボットはありますか? ベッド上で動き始める段階で通知できるものがあります。 検知速度が速く、素早い駆けつけができるため、転倒リスクを減らすことができます。 動き出しの検知に3-4秒もかかると訪室が間に合わず、転倒する利用者がいます。 検知の速い見守りの介護ロボットはありますか。 検知速度は通信環境による影響もあります。 特にWi-Fi環境の場合、作動速度を事前に確認しましょう。 また、見守り機器は心拍や呼吸から状態を把握するタイプと、動作をカメラで解析し行動を把握するタイプがあります。 どちらのタイプも離床を検知することができますが、仕様によって検知速度が異なりますので、実際に試用して使用目的に合うタイプを検討することが大切です。 「見守り・介護業務支援」介護ロボット トーテックアメニティ㈱ 見守りライフ ベッド脚に敷いた荷重センサから得られる情報により、利用者のベッド上の動きを検知し、パソコンやスマートフォンで表示・通知する見守りシステムです。 レンタル2,000円/月~ 製品ページ パラマウントベッド㈱ 見守り支援システム「眠りSCAN」 マットレスの下に設置したセンサにより、体動・活動量を測定するシステムです。 睡眠・呼吸・心拍数をリアルタイムで表示ができ、記録としても保存できます。 活用することにより、職員の負担軽減・利用者の生活習慣改善にお役立て頂けます。 製品ページ キング通信工業㈱ シルエット見守りセンサ シルエット画像で判別することによって、利用者のプライバシーに配慮しながら、徘徊やベッドからの落下などの問題を未然に解決することが可能です。 不要な訪室を減らし、履歴から何が起こったのか確認できます。 製品ページ ㈱バイオシルバー 見守り介護ロボット aams(アアムス) ベッドのマットレス下に敷く非接触型のセンサーです。 ご利用者から離れたところでもWi-Fi環境があれば、パソコンやスマートフォンでご利用者の心拍・呼吸・離床・睡眠の状態を見ることができるので、見守りなどにお役立ていただけます。 製品ページ ノーリツプレシジョン㈱ 次世代予測型見守りシステム Neos+Care(ネオスケア) 倒事故予防として様々な危険動作の予兆を高精度で検知し、端末で確認ができます。 居室の状況はプライバシーに配慮したシルエット画像。 不要な訪室の削減が可能。 入居者の状態把握ができることで個別のケアに活かせます。 介護記録システムやインカムとの連携も検討できます。 製品ページ パナソニック㈱ ICT介護業務支援サービス LIFELENS(ライフレンズ) ベッド装着型の体動センサーと、居室内の映像センサーにより在床状況や睡眠・心拍呼吸レベルおよび、居室内の映像情報を離れたケアの現場からいつでも確認でき、スタッフの状況確認作業を大きく負担軽減することが可能です。 映像はプライバシーに配慮した加工も可能です。 製品ページ ㈱リコー リコーみまもりベッドセンサーシステム ベッドの脚に設置した荷重センサーが利用者様の状態を検知します。 ベッド上での活動状態を常時確認できます。 8種類のアイコンで、動き出し・起き上がり・端座位・離床などの行動を表示します。 製品ページ 積水化学工業㈱ 離床検知センサー ANCIEL(アンシエル) 独自開発の高精度センサーにより、離床までの段階検知が出来ます(体動・起始・起上)。 離床検知・心拍呼吸データの取得が可能です。 スマホ・PCでの一括管理も行えます。 製品ページ シーホネンス㈱ ベッド内蔵型離床センサー iサポート ベッドをお使いの方の起き上がり・離床等の状態を検知してナースコールに通知するベッド内蔵型の離床センサーです。 「iサポート」を適切に利用することにより、より安全な療養環境の実現と、介護負担軽減が期待できます。 製品ページ TANOTECH㈱ モーショントレーニングシステムTANO 非装着・非接触型のモーショントレーニングツール(ソフトウェア)。 センサーの前に立つだけで体の骨格や音声を読み取り、直感的に楽しく運動することができます。 利用には、制御システム(WindowsPC)、センサー(Kinectなど)、モニター等が必要になります。 製品ページ ㈱アズパートナーズ EGAO link ご入居者様の情報がスマホ1台で把握でき、記録と連動するシステム。 下記のナースコールや見守り機器などと連携した仕組みで業務効率化を図ります。 「眠りスキャン」「Vi-nurse」「CAREKARTE」「ナースコールゲートウェイ」 製品ページ なごや福祉用具プラザでは、「介護ロボット等活用推進事業スキーム」として、3つのステップによる問題解決を行っています。 見たい・使ってみたい 普及啓発 介護ロボットの常設展示 月1回セミナーを開催 地域の介護イベントや職能団体の研修会参加、介護現場へ出向いたセミナーも行います。 現場に合うものを選びたい・試したい コンサルティング・マッチング  専門職が介護現場の課題にあわせた介護ロボットの選び方を助言します。 介護現場へ出向いてお試しも実施します。 お問合せは下記の介護ロボット問い合わせ担当窓口へ電話・メールでお気軽にどうぞ! 導入をして効果を出したい 介護ロボット導入効果検証  介護ロボットの活用方法や効果を検証します。 その結果を発表することで普及促進を図ります。 介護ロボット導入補助金(最大100万円・補助率3/4)もあります。  以上のステップを通して正しく状況を把握することで、介護従事者の負担低減、介護の質向上につながる機器の導入・活用を目指しています。 介護ロボットの問い合わせ 【TEL】052-851-0051 【mail】robot@nagoya-rehab.or.jp

2022.5.7

名古屋市介護ロボット等活用推進事業「介護ロボットなごやフェスタ2021」開催 第2回テーマ『排泄・入浴・移動』

名古屋市介護ロボット等活用推進事業 「介護ロボットなごやフェスタ2021」開催 第2回テーマ『排泄・入浴・移動』 主催 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ 名古屋市  2022年1月27日(木)~29日(土)、なごや福祉用具プラザにて「介護ロボットなごやフェスタ2021」を開催しました。  去年まで厚生労働省の事業として「介護ロボットあいち・なごやフォーラム」という名称で開催していたイベントを、今年は名古屋市の「介護ロボット等活用推進事業」独自のイベントとしてなごや福祉用具プラザと名古屋市が主催しています。  前回(2021年12月)の『移乗』を皮切りに、今回は『排泄・入浴・移動』、2022年2月には『見守り・介護業務支援』をテーマに展示・体験・相談会とWebセミナーのYouTube配信を行います。  Webセミナーは、なごや福祉用具プラザのYouTubeチャンネルで公開し、「いつでも、どこでも、なんどでも」必要な情報をお届けします。 Webセミナー2022年1月開催分 プログラム 介護ロボットメーカー プレゼンテーション ㈱アム アロン化成㈱ 日本セイフティー㈱ ㈱ウィズ ㈱金星 RT.ワークス㈱  ㈱今仙技術研究所 導入活用事例紹介 「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォームについて」 国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター 導入のポイント(なごや福祉用具プラザ) プログラムは「なごや福祉用具プラザYouTubeチャンネル」でご覧いただけます  移動支援機器は使用する場面を再現しての体験、歩行支援機は装着して試すことができ、排泄・入浴支援機器は動作の実演も行われました。  また、参加者から寄せられた介護や機器の利用に関する相談に対する提案もさせていただきました。 相談・提案の一例 ■排泄にまつわる臭いの課題 自動ラップ機能や水洗化機能を生かした機器の紹介、活用方法を提案しました。 ■歩行が不安定な方の荷物の運搬 電動アシスト機能付歩行車を使用する方法を提案しました。 ■パーキンソニズムのある方の移動 自動で歩行速度を調整する電動歩行車を提案しました。 ■坂道の上に自宅があり移動に不安がある方 電動アシスト機能付歩行車の特性を生かした提案をしました。 ■皮膚が弱い方、褥瘡がある方の洗体 ウルトラファインバブルを生かした皮膚へのダメージが少ない洗体方法を提案しました。 「排泄・入浴・移動」介護ロボット ㈱アム 水洗式ポータブルトイレ 流せるポータくん3号 お部屋に排泄物を残さない水洗タイプのトイレです。 煩わしい後始末の必要がなく、臭いも気になりません。 給水排水は、壁に小さな穴を開けたり、窓などを利用して上水道管、下水道管に接続します。 一部介護保険対象品 製品ページ アロン化成㈱ 水洗ポータブルトイレ キューレット 水洗ポータブルトイレ。 工事が不要な真空ユニットとセットで使用の場合には、汚水は密閉容器に貯留でき、臭いの心配も不要。 押しやすいジェリービーンスイッチで洗浄操作も簡単です。 温水洗浄便座。 一部介護保険対象品 製品ページ 日本セイフティー㈱ 自動ラップ式トイレ ラップポン・ブリオ 処理に水を使わず、フィルムを熱圧着によって密封する自動ラップ式排泄処理ユニットを搭載したシンプルなポータブルトイレ。 臭いが気にならず、後始末もラップ済み袋を廃棄するだけで行えます。 介護保険対象品 製品ページ 日本セイフティー㈱ 自動ラップ式トイレ ラップポン・エール2 自動ラップ式排泄処理ユニットを搭載したポータブルトイレ。 アームサポートの跳ね上げ、キャスター付き、座面が後ろに倒れて後方介助が可能、ラップにしないときにはバケツに変えて使用も可能です。 介護保険対象品 製品ページ ㈱ウィズ 自動排泄処理装置 キュラコ 寝たまま排泄できる洗浄機能付きトイレ。 トイレへの移動や便の処理が困難な方などに使用します。 紙おむつを使用せず、専用カバーでレシーバーを陰部に装着し、排泄物を感知・吸引・洗浄・乾燥までを自動で行います。 介護保険対象品 製品ページ トリプル・ダブリュー・ジャパン㈱ 排泄予測デバイスDFree Personal 超音波により膀胱の膨らみを検知し、トイレのタイミングをスマートフォンにお知らせするウェアラブルデバイス(装着型の機器)。 法人向けDfree Professionalは複数の利用者の蓄尿量をリアルタイムで確認したり、排尿傾向が分析できます。 製品ページ TOTO㈱ バスリフト 浴槽での立ち座りや出入りをサポートします。 電動でシート部分が昇降するため、入浴介助の負担も軽減します。 介護保険対象品 製品ページ ㈱金星 ピュアット 極微細気泡のバブルにより、こすり洗い・ボディソープ不要で身体を洗浄できる入浴介助装置。 コンパクトなポータブルタイプなので、設置工事不要です。 製品ページ RT.ワークス㈱ ロボットアシストウォーカーRT.1 シルバーカータイプのロボットアシストウォーカー。 ハンドル部のセンサーや6軸モーションセンサーで人の動きや路面状況をセンシングしてアシスト・ブレーキ調整を行い、通信機能によるGPSでも見守り可能です。 製品ページ RT.ワークス㈱ ロボットアシストウォーカーRT.2 歩行車タイプのロボットアシストウォーカー。 坂道でも電動アシストで、安心・快適な歩行をサポートしてくれる歩行車です。 体を支えながら歩けます。 介護保険対象品 製品ページ アロン化成㈱ 歩行車リトルターン 電動アシスト付 電動アシスト機能で坂道でも快適に歩行ができます。 危険を察知して自動制御するので高齢者の方が安心してお出かけできます。 介護保険対象品 製品ページ ㈱今仙技術研究所 歩行支援機 ACSIVE 名古屋工業大学との共同開発で佐野明人教授の受動歩行理論に基づいて作られた装着型の歩行支援機。 無動力(モーターやバッテリーを使用しない)でバネと振り子の動きが作用し、脚の振り出しをアシストします。 製品ページ ㈱今仙電機製作所 無動力歩行アシスト aLQ by ACSIVE 名古屋工業大学との共同開発で佐野明人教授の受動歩行理論に基づいて作られた装着型の歩行支援機。 無動力(モーターやバッテリーを使用しない)でバネと振り子の動きが作用し、脚の振り出しをアシストします。 製品ページ なごや福祉用具プラザでは、「介護ロボット等活用推進事業スキーム」として、3つのステップによる問題解決を行っています。 見たい・使ってみたい 普及啓発 介護ロボットの常設展示 月1回セミナーを開催 地域の介護イベントや職能団体の研修会参加、介護現場へ出向いたセミナーも行います。 現場に合うものを選びたい・試したい コンサルティング・マッチング  専門職が介護現場の課題にあわせた介護ロボットの選び方を助言します。 介護現場へ出向いてお試しも実施します。 お問合せは下記の介護ロボット問い合わせ担当窓口へ電話・メールでお気軽にどうぞ! 導入をして効果を出したい 介護ロボット導入効果検証  介護ロボットの活用方法や効果を検証します。 その結果を発表することで普及促進を図ります。 介護ロボット導入補助金(最大100万円・補助率3/4)もあります。  以上のステップを通して正しく状況を把握することで、介護従事者の負担低減、介護の質向上につながる機器の導入・活用を目指しています。 介護ロボットの問い合わせ 【TEL】052-851-0051 【mail】robot@nagoya-rehab.or.jp

2022.5.7

名古屋市介護ロボット等活用推進事業「介護ロボットなごやフェスタ2021」開催 第1回テーマ『移乗』

名古屋市介護ロボット等活用推進事業 「介護ロボットなごやフェスタ2021」開催 第1回テーマ『移乗』 主催 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ 名古屋市  2021年12月23日(木)~25日(土)、なごや福祉用具プラザにて「介護ロボットなごやフェスタ2021(テーマ『移乗』)」を開催しました。  去年まで厚生労働省の事業として「介護ロボットあいち・なごやフォーラム」という名称で開催していたイベントで、今年は名古屋市の「介護ロボット等活用推進事業」独自のイベントとしてなごや福祉用具プラザと名古屋市が主催しています。  2021年12月の『移乗』を皮切りに、2022年1月には『排泄・入浴・移動』、2月には『見守り・介護業務支援』をテーマに展示・体験・相談会とWebセミナーのYouTube配信を行います。  Webセミナーは、なごや福祉用具プラザのYouTubeチャンネルで公開し、「いつでも、どこでも、なんどでも」必要な情報をお届けします。 Webセミナー2021年12月開催分 プログラム 介護ロボットメーカー プレゼンテーション CYBERDYNE㈱ マッスル㈱ ㈱加地 パナソニックエイジフリー㈱ ㈱FUJI アルジョ・ジャパン㈱ ㈱イノフィス 導入活用事例紹介 「施設での移乗課題への取り組み」 医療法人幸世会 介護老人保健施設 セントラル内田橋/株式会社FUJI 移乗サポートロボット Hug T1-02 導入のポイント(なごや福祉用具プラザ) プログラムは「なごや福祉用具プラザYouTubeチャンネル」でご覧いただけます  展示場の介護ベッドやポータブルトイレなどを使用し、参加者が実際に使う介護場面を再現しながら機器の体験を行いました。 また、利用できる補助金など、導入を視野に入れた具体的な相談も数多くありました。 「移乗支援」介護ロボット CYBERDYNE㈱ HAL®腰タイプ 介護・自立支援用 介護動作時の腰部負荷や腰痛発生リスクを低減することを目的とした介護支援用途」と、要介護状態の方が弱った足腰などの身体機能の向上を目的とした「自立支援用途」で使用して頂けます。 製品ページ マッスル㈱ ROBOHELPER SASUKE ベッド車椅子間の移乗介助をアシストします。 抱き上げ式で介護をうける方の体重をSASUKEが担います。 アームの調整で臥位~座位の適した姿勢を保持することが出来ます。 製品ページ ㈱加地 ヒューマン・アシスト・デバイス レイボ エクソスケルトン 軽量・バッテリー不要。 前屈時に胸部を支えるエクスジェル内蔵チェストパッドで回旋動作も身体の動きを妨げず支え続ける構造。 左右から体幹をサポートし、背骨周辺にかかる負荷を分散します。 前かがみ姿勢時の肩~腰への負担が40~50%軽減します。 製品ページ ㈱スマートサポート スマートスーツ® 機械的動力を用いず、弾性体(ゴム材)の伸長により腰にかかる負担を軽減します。 アシスト機能&コルセット効果で腰痛対策! 製品ページ ㈱モリタホールディングス 腰部サポートウェア rakunieラクニエ 前屈姿勢をサポートするウェア。 体幹の前屈を支える背部の脊柱起立筋・大腿二頭筋の負担を約17%軽減します。 装着したままサポート力を解除することもでき、休息やトイレも可能です。 製品ページ パナソニックエイジフリー㈱ 離床アシストロボット リショーネPLUS 電動介護ベッドの半分が電動フルリクライニング車椅子になって使用できる構造になっています。 ベッドから車椅子への乗り移りを抱え上げず、気軽に行うことができます。 介護保険対象品 製品ページ ㈱FUJI 移乗サポートロボット Hug L1 ベッドから車椅子への乗り移りやトイレで車椅子から便座への乗り移り介助をサポートします。 ご利用者を前から抱え上げて、コンパクトに移動ができます.幅広い体格の方に対応できる Hug T1-02 もあります。 介護保険対象品 製品ページ ㈱FUJI 移乗サポートロボット Hug T1-02 ベッドから車椅子への乗り移りやトイレで車椅子から便座への乗り移り介助をサポートします。 ご利用者を前から抱え上げて、幅広い体格の方に対し、コンパクトに移動ができます。 介護保険対象品 製品ページ アルジョ・ジャパン㈱ 電動立位補助器 サラフレックス 痛みの少ない介護と使いやすさを追求し誕生。 特許のシリコンレッグサポートが痛みの少ない立ち上がりを実現。 日々の移乗介助のなかでリハビリ練習もできる製品です。 別売スリング(3種)①立位用②使い捨て③移乗用 製品ページ ㈱イノフィス マッスルスーツエブリィ  空気圧で動くアシストスーツです。 最大25.5㎏fの力で腰への負担軽減や力仕事をサポートします。 電力を使わないため、水場や屋外作業でも使用することができます。 製品ページ なごや福祉用具プラザでは、「介護ロボット等活用推進事業スキーム」として、3つのステップによる問題解決を行っています。 見たい・使ってみたい 普及啓発 介護ロボットの常設展示 月1回セミナーを開催 地域の介護イベントや職能団体の研修会参加、介護現場へ出向いたセミナーも行います。 現場に合うものを選びたい・試したい コンサルティング・マッチング  専門職が介護現場の課題にあわせた介護ロボットの選び方を助言します。 介護現場へ出向いてお試しも実施します。 お問合せは下記の介護ロボット問い合わせ担当窓口へ電話・メールでお気軽にどうぞ! 導入をして効果を出したい 介護ロボット導入効果検証  介護ロボットの活用方法や効果を検証します。 その結果を発表することで普及促進を図ります。 介護ロボット導入補助金(最大100万円・補助率3/4)もあります。  以上のステップを通して正しく状況を把握することで、介護従事者の負担低減、介護の質向上につながる機器の導入・活用を目指しています。 介護ロボットの問い合わせ 【TEL】052-851-0051 【mail】robot@nagoya-rehab.or.jp

2021.2.9

介護ロボット地域フォーラム事業「介護ロボットあいち・なごやフォーラム2020」開催 第1回「見守り・介護業務支援」

介護ロボット地域フォーラム事業 介護ロボットあいち・なごやフォーラム2020開催 第1回「見守り・介護業務支援」  2020年11月22日、なごや福祉用具プラザにて「介護ロボットあいち・なごやフォーラム2020」の第1回を開催しました。  このイベントは、名古屋市総合リハビリテーション事業団が主催するもので、全国47都道府県で行われている厚生労働省「介護ロボット地域フォーラム事業」の愛知県版介護ロボット地域フォーラムとなります。 センター長挨拶  例年は大きな会場に大勢の方をお招きして開催しておりましたが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、必要な情報を安全にお届けするための工夫をしました。  介護ロボットメーカーのプレゼンテーション及び展示・体験は「テーマ」毎に開催日や展示期間を変え、スケジュールを事前に公開しました。 事前申込制とし、相談員が個別にご説明することで来場者が密にならないように対策をとりました。 また、介護ロボットシンポジウムはWeb開催とし、期間中は何度でも視聴できるようにしました。 セミナー開催  午前のセミナーは介護ロボットメーカーによるプレゼンテーションが行われ、4つの介護ロボットメーカーによる5つの製品の特徴や導入事例を紹介しました。 その後、展示スペースで実機の実演、質問を受けました。 受講者からは実際の利用者さんを想定した具体的な質問が多く出され、充実した時間となりました。 見守り・介護業務支援ロボット ★シルエット見守りセンサ キング通信工業㈱ 見守り支援  シルエット画像で判別することによって、利用者のプライバシーに配慮しながら、徘徊やベッドからの落下などの問題を未然に解決することが可能です。 不要な訪室を減らし、履歴から何が起こったのか確認できます。 ★見守りライフ トーテックアメニティ㈱ 見守り支援  ベッド脚に敷いた荷重センサから得られる情報により、利用者のベッド上の動きを検知し、パソコンやスマートフォンで表示・通知する見守りシステムです。 レンタル2,000円/月~ ★見守り支援システム「眠りSCAN」 パラマウントベッド㈱ 見守り支援  マットレスの下に設置したセンサにより、体動(寝返り、呼吸、心拍など)を測定し、睡眠状態を把握します。 活用することでケアプランの改善や職員の負担軽減、利用者の生活習慣の改善などにお役立ていただけます。 ★SCOP(スコップ) (福)善光会 介護業務支援  必要な情報を一覧化し、手書きでも音声でも入力ができ、基本的な記録内容は全てタップで入力できます。 リアルタイムで情報共有ができ、スピーディな申し送りにつながります。 ※SCOP homeはレンタル100円/月×定員数(別途初期費用) ●EGAO link ㈱アズパートナーズ 介護業務支援 ◎みまもりシステム ㈱エイビス 見守り支援 ◎ケアロボ1 ㈱テクノスジャパン コミュニケーション支援 ◎メンタルコミットロボパロ ㈱知能システム コミュニケーション支援 ◎スマイビS ㈱東郷製作所 コミュニケーション支援 ◎おはなししようね! 夢の子ユメル・ネルル ㈱タカラトミーアーツ コミュニケーション支援 ◎おしらせハリくん 群馬電機㈱ コミュニケーション支援 ◎なでなでネコちゃん トレンドマスター㈱ コミュニケーション支援 ◎なでなでワンちゃん秋田犬 トレンドマスター㈱ コミュニケーション支援 ◎こんにちは赤ちゃん トレンドマスター㈱ コミュニケーション支援 展示・体験・相談会  午後からは2組に分かれ、①プラザ職員による講座と②現在プラザで展示されている「見守り・介護業務支援」ロボットの紹介を交互に行いました。 ①講座はプラザが行った介護ロボット導入事例による具体的な効果をスライドで示しながら介護ロボット全般情報を共有。 ②での受講者からの質問は意欲的で時間が不足気味になる場面もあるほどの充実ぶりでした。 主催 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ 厚生労働省 後援 愛知県 名古屋市 公益財団法人テクノエイド協会 名古屋市老人福祉施設協議会 公益社団法人愛知県理学療法士会 一般社団法人愛知県作業療法士会 なごや福祉用具普及協議会 社会福祉法人なごや福祉施設協会

2020.3.11

排せつケア対応力向上研修を実施

排せつケア対応力向上研修を実施  なごや福祉用具プラザでは、いきいき支援センター(地域包括支援センター)、高齢者いきいき相談室の職員を対象に「排せつケア対応力向上研修」を実施しています。 人にはなかなか相談しにくい排せつの悩みですが、多くの高齢者が悩みを抱えているという実情があります。 排せつ介護は介護者にとっても負担感が高く、名古屋市では「排せつケアコールセンター」を開設しています。 コールセンターで受けた相談は、地域のいきいき支援センターや高齢者いきいき相談室と連携し対応にあたります。 排せつケア対応力向上研修では、直接排せつの相談を受ける、いきいき支援センター、高齢者いきいき相談室の職員の方々が、適切に相談・対応ができるよう基本的な知識や対応方法などについて習得することを目的としています。  研修は、10:00〜17:00と1日かけての盛りだくさんの内容です。 はじめに、名古屋市健康福祉局高齢福祉課、名古屋市療養サービス事業団から、排せつケアコールセンターの設立についてとその紹介がありました。 コールセンターの認知度がまだまだ高くないものの、これまで寄せられた相談について、全体の相談数、年齢別とした場合、排尿・排便・その他など具体的な相談内容のについての統計データの説明をしていただきました。 コールセンターの告知をするたび相談数が増える事実があり、今後、広くコールセンターの存在を知ってもらうことと、それに伴いより適切で充実したサービスが受けられるように関係各機関やなごや福祉用具プラザとの協力が求められました。 排せつケアコールセンター  研修は、ロールプレイングから始まりました。 出席者はあらかじめ、5〜6名で1組のグループに分けられており、『尿失禁がありおむつで対応している80歳の男性からの相談』という事例で、男性、その妻、いきいき支援センター相談員と役割を決め、それぞれの立場でロールプレイングを行いました。 役割の本人だけに設定のシートが配られ、それに基づき発言し、当事者の心情を疑似体験しました。 体験してみて、その感想を記録し、さらに役割のシートを開示して不足していた情報を確認、対応が適切でなかった部分を話し合いました。 排せつという説明しづらい内容に、男性の悩みを近親者である妻も誤解していることや、自尊心や人となりを尊重しつつも相談しにくい雰囲気を作ってしまわないようにする難しさを感じました。 薬や症状についての聞き込みは、病気に対する予備知識も必要であり、失禁の原因について考えることの必要性も感じました。  午後からは、紙おむつの正しい付け方・選び方ということで、毎日の排尿の状態を知るため、時間と量などを記録する「排尿日誌」の活用についてお伝えしました。 それを踏まえて、おむつの種類を知り選択すること、さらに正しい使い方について解説しました。 実際に紙パンツを手に取り、正しいはき方や処理の仕方などを体験しました。  続いて、なごや福祉用具プラザの展示スペースにて排せつ用具を中心とした展示品の見学を行いました。 排せつ場所までの距離を短くすることのできるポータブルトイレや比較的簡単にできる増設トイレの紹介、排せつ姿勢を支えたり立ち上がりを補助する道具、衣類やおむつ、介護ロボットなどを見学しました。 実際の用具に腰を下ろしてみたり手に取ってみたり、参加者は機能と使い方を確認しました。  プログラムの最後は、小牧市民病院 排尿ケアセンター部長 吉川羊子先生にお越しいただき、排せつ機能の基礎知識 〜誰にでも知ってほしい排尿症状の評価とケア〜、という題目で講義を行っていただきました。 QOL(クオリティ・オブ・ライフ)や尊厳はもちろん、それ以前の医学的な見地から排尿をとらえ、頻尿を例にどんなことがことが起きているか、危険な症状はどんなものか、わかりやすく解説していただきました。 起きていることを正しく判断するため「排尿日記」で記録し、記録に基づくことで質の良いケアができることが示されました。

2019.12.5

介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019 開催

介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019 開催  2019年11月5日、吹上ホール 第1ファッション展示場にて、「介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019」を開催しました。 このイベントは、名古屋市総合リハビリテーション事業団が主催するもので、今年度から全国47都道府県で行われている厚生労働省「介護ロボットの普及拠点事業」の愛知県版の介護ロボット地域フォーラムとなります。 なごや福祉用具プラザが進めてきた、介護事業者と介護ロボットメーカーを結びつける活動であり、今回で2回目。 介護ロボットの開発と普及を推進することを目的として開催しています。 昨年は名古屋工業大学をお借りしての開催でしたが、今年度は吹上ホールへ会場を移し、出展数も40社62機種(昨年は27社35機種)と大きくパワーアップ。 より盛大なイベントとなりました。 会場の半分は企業の展示ブースとなっており、実際に介護ロボットを用意し、来場者は実際に見て触ることができるよう準備されています。 最新のロボットを確かめたり、開発者から説明を受けることのできる貴重な機会となり、午前10:00の受付開始と同時にたくさんの来場者が訪れました。 多くの介護ロボット製造メーカーが一堂に会し、実際に触れて体験できる機会となりました  会場は、展示場のほかにシンポジウム会場が設営されており、午前中は出展メーカーからプレゼンテーションが行われました。 1社、10分間と限られた時間にもかかわらず、移乗、排泄、見守り・コミュニケーションといった介護ロボット開発重点分野を中心に、10社のプレゼンテーションが行われました。 各社、開発の意図や特長的な機能やポイントがわかりやすく示され、有意義なものとなりました。  午後からは、名古屋市総合リハビリテーション事業団副理事長 山田茂夫により開会が宣言され、シンポジウムが開かれました。 シンポジウムは3部構成で、始めに行政からの説明として、テクノエイド協会企画部 部長 五島清国氏、自治体の取り組みとして、愛知県福祉局高齢福祉課 介護保険指定・指導グループ主任 長谷川聖氏、名古屋市健康福祉局高齢福祉部介護保険課主幹 玉井良司氏、のお三方にお話しいただきました。 五島氏からは、厚生労働省で用いられているデータなどを解説していただき、労働人口減少による介護人材の不足、介護ロボットが必要とされている背景や必要な介護ロボット、普及に必要となるニーズとシーズについて、今年度の取り組みと最新の導入支援状況など、豊富なデータを使って詳細に説明をいただきました。 長谷川氏からは、愛知県の介護ロボット導入支援事業費補助金について、玉井氏からは名古屋市の介護ロボット等活用推進事業について、お話しいただきました。 愛知県、名古屋市ともに、介護ロボット普及に向け行政が熱を入れて推進していることを強く印象付ける内容で、具体的に補助金を支給した事例の紹介や、介護ロボットを導入するためになごや福祉用具プラザと協力して行われている事業などを紹介しました。 行政の取り組みついては、出展ブースの企業の方々からも大きな関心を集め、熱心に聞いている姿が印象的でした。 。  シンポジウム第2部は、介護ロボットのシーズ・ニーズ連携協調協議会愛知県委員長 稲垣毅氏から愛知県協議会の事例報告、(株)日刊工業新聞社総合事業局業務推進部 須藤俊氏から介護ロボットの試用貸出について説明がありました。 シーズ・ニーズ連携協調協議会からは、その役割とメンバー、これまで行われた内容を紹介し、実例として離れた場所から歩行者のそばまで自動走行するリョーエイ株式会社の「ロボスネイルOVER」の試作につながったことなどを説明しました。 。  第3部は、介護ロボットの効果的導入・利活用促進につながる「共創」の事例として、実際に介護ロボットを数多く取り入れている高齢者総合福祉施設ひうな荘リハビリ部長 森山由香氏、離床アシストロボット リショーネPlusの開発についてパナソニック(株)ライフソリューション社 ロボット・リハビリ事業開発部長 河上日出生氏、SIXPAD FootFitの利活用について(株)MTG Wellnessブランド本部 川出周平氏、(株)WAN STYLE 比嘉浩司氏、なごや福祉施設協会 デイサービスセンター大金 河田倫宏氏に、ロボット導入の実例とそこからわかった活用方法などを紹介していただきました。 それぞれが、介護ロボットを実際に利用者に使ってもらうことで得られた知見が豊富で、非常に内容の濃いお話でした。 ことに、ひうな荘での「ロボットが自立支援のためではなく、行動や心を抑制するための機器となっていた」と反省し、コミュニケーション技術を導入し、不安を取り除き利用者がやりたいことが実現できる場にするためにロボットを活用するという介護ロボット活用の目的の再定義は、今後、ロボットの導入を考える上で非常に参考になる事例と思われました。 。  最後は、総合リハビリテーションセンター長 山田和雄よりお礼の挨拶が述べられ、シンポジウムは閉会となりました。 今後とも、名古屋市総合リハビリテーション事業団、なごや福祉用具プラザでは、介護ロボットの導入と利活用の促進に取り組んでまいります。 さまざまな介護ロボットの分野から、メーカーのプレゼンテーションが行われました シンポジウムでは各担当分野から、行政の取り組み・介護ロボットの試用貸出・ロボット導入の実例・活用方法などが紹介されました 展示された機器の一部をご紹介 マッスルスーツEvery  介護や農作業など働く現場において、腰への負担軽減やちょっとした力仕事のサポートを行います。 手動で空気を圧縮し、人工筋肉によって25.5kgf(100Nm)の補助力を発揮。 本体重量3.8kgは現行モデルマッスルスーツedgeより0.5kg軽量です。 防塵・防水仕様で屋外作業や入浴介助で活用できます。 HugT1-02  (HugL1と比べて)大きな体格の人にも対応できる高さ調整機能があり、より自然な立ち上がり動作をアシストしながらのサポートが可能。 本体カバーの一部を鉄製から樹脂製に変更し、従来機より30kg軽量化しました。 耐荷重は100kg。 介護者の腰痛負担軽減につながります。 スマイビS  目・口・首が動き、本当の赤ちゃんの声を500種類内蔵、抱っこしやすい形。 内蔵マイクと加速度センサーで感情を豊かに表現します。 従来品のスマイビよりスイッチを改良しました。 介護抵抗のある方とのコミュニケーションツール、癒し効果の実績があります。 i-PAL  前面サポートタイプの移乗ロボット。 スリング不要でスピーディに、女性や高齢者でも簡単に使用できます。 自然な立ち上がり動作とパワーアシストで抱き上げて移乗することができます。 Tecpo  電動アシスト歩行車。 小回りの利く歩行車リトルターンに自動速度調整(重い荷物を積んで上り坂のアシスト、下り坂の自動減速)、横断勾配も直進しやすい独立3輪駆動で片流れ抑制、グリップから手が離れると自動ブレーキ機能などが搭載されています。 介護保険福祉用具貸与対象品。 声かけくん  介護支援機器「声かけくん」は、あらかじめ録音した身近な方の声を、設定した時間に再生することで、薬の飲み忘れ防止やデイサービスの予告など、物忘れが多くなってきた高齢者の自立生活を支援します。 介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019 出展メーカー・機器 重点分野 商品名 出展者 移乗(装着) マッスルスーツEvery 株式会社イノフィス スマートスーツ 株式会社スマートサポート HAL 介護支援用 CYBERDYNE株式会社 移乗(非装着) 移乗サポートロボット Hug L1 株式会社FUJI 移乗サポートロボットT1-02 リショーネPlus パナソニックエイジフリー株式会社 SASUKE マッスル株式会社 介護用ロボット i-PAL 株式会社今仙技術研究所 移動(屋外) 歩行支援機 ACSIVE 右・左 株式会社今仙技術研究所 ロボットアシストウォーカー RT.1・RT.2 RT.ワークス株式会社 歩行支援ロボット Tecpo 株式会社シンテックホズミ 歩行車 リトルターン 電動アシスト付 アロン化成株式会社 排泄(排泄物処理) 水洗ポータブルトイレ キューレット アロン化成株式会社 家具調トイレ セレクトR 自動ラップ ラップポン・ブリオ 日本セイフティー株式会社 ラップポン・エール2 自動排泄処理装置 キュラコ 株式会社ウィズ 水洗式ポータブルトイレ「流せるポータくん3号」 株式会社アム 排泄(トイレ誘導) DFree トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 見守り・コミュニケーション(施設) シルエット見守りセンサ WOS-114N キング通信工業株式会社 施設向けみまもりシステム 株式会社エイビス バイタルセンサー 見守りロボット「眠りSCAN」 パラマウントベッド株式会社 センサー付ベッド「エスパシア」 予測型見守りシステム「Neos+Care(ネオスケア)」 ノーリツプレシジョン株式会社 SensingWave 介護・睡眠見守りシステム 凸版印刷株式会社 見守り支援ロボット aams 株式会社バイオシルバー ケアサポートソリューション コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社 見守り・コミュニケーション(在宅) 在宅向けみまもりシステム 株式会社エイビス GPS内蔵可能靴 うららか GPSウォーク 株式会社トレイル GPS機器 見守りケアシステムM-2 フランスベッド株式会社 SAN フラワー見守りシステム 加藤電機株式会社 Qoobo(クッション型セラピーロボット) ユカイ工学株式会社 BOCCO(コミュニケーションロボット) 見守り・コミュニケーション(生活支援) PALRO ビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルIII 富士ソフト株式会社 会話型ロボット「おしらせハチくん」・「おしらせハリくん」 群馬電機株式会社 入浴支援 ナノミストバスべッドタイプ 株式会社アイン ナノミストバスヘッドスパ ピュアット 株式会社金星 重点分野以外 株式会社WHILL/フランスベッド株式会社 WHILL フランスベッド株式会社 自動寝返り支援ベッド FB-640N Carbonhand 自立支援用 株式会社エスケーエレクトロニクス 電気刺激装置 WILMO 免荷リフトPOPO 株式会社モリトー 声かけくん・声かけくんプラス 株式会社第一システムエンジニアリング お手伝い型ヒューマノイドロボット 丸文株式会社 服薬支援システム服やっくん 株式会社ノアコンツェル モバイル端末・パソコン ロボスネイルOVER リョーエイ株式会社 ヒューマノイドロボットNAO ダイコク電機株式会社 あいちサービスロボット実用化支援センター 公益財団法人名古屋産業振興公社 オムツセンサー 朝日産業株式会社 木製車いす 株式会社亘陽 iWakka 名古屋工業大学 森田研究室 なごや福祉用具プラザ メンタルコミットロボット パロ 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ 夢の子ユメル、夢の子ネルル スマイビS 株式会社東郷製作所 SIXPAD FootFit 株式会社MTG

2019.11.15

介護ロボット普及実現に向けた取り組み 介護ロボット導入・活用セミナー

介護ロボット普及実現に向けた取り組み 介護ロボット導入・活用セミナー  名古屋市介護ロボット等活用推進事業として、なごや福祉用具プラザでは2019年 10月29日(火)に、「介護ロボット導入・活用セミナー」を開催しました。 なごや福祉用具プラザそばの社会福祉法人なごや福祉施設協会 第一会議室にて、鈴鹿ロボケアセンター株式会社センター長の竹腰仁志氏をお招きし、装着型介護支援ロボットとしてプラザでも一昨年から普及につとめてきたCYBERDYNE社のHAL®腰タイプ介護支援用の導入事例紹介と装着体験会を行いました。  実際の体験会を前に、なごや福祉用具プラザの長束より、名古屋市総合リハビリテーション事業団の介護ロボット事業について、コンサルティング・マッチング、普及・啓発、導入効果検証の三つを柱として推進していくことを簡単に説明しました。  説明の後はHAL®腰タイプ介護支援用の導入・活用についてのセミナーです。 鈴鹿ロボケアセンター株式会社と、講師の竹腰氏の紹介がありました。 鈴鹿ロボケアセンター株式会社は、鈴鹿医療科学大学白子キャンパスコミュニティハウス内に開所され、最先端テクノロジーを実社会で生かす場を創出することを目的として設立されていること、また、CYBERDYNE社とも深い関わりがありHAL®開発の背景など、ビデオを交えながら紹介していただきました。 身体を動かすときに発せられる生体電位信号を皮膚表面で読み取り身体の動きをサポートする仕組みで、医療用として開発が始まり、ドイツ、フィリピンなどの医療用HAL®の導入事例なども紹介されました。 同じ仕組みを利用し、介護動作時の腰部負荷や腰痛発生リスクを低減するためにHAL®腰タイプ介護支援用が開発され、全国で数多く導入が進んできていることが示されました。  セミナーの後は、装着体験会を開催しました。 約30名の参加者は順番にHAL®腰タイプ介護支援用を装着し、動作を確認しました。 最新のモデルでは、生体電位信号を読み取らずとも足部の加速度センサー、腰部の角度センサーから、装着者の身体の状況を判断しアシスト動作するよう切り替えて使うことができるようになっており、機器を装着するだけで効果が体感できるものとなっていました。 生体信号を読み取るためのシールを身体に貼る必要もなく、簡単に機器を装着できるようになっています。 試用した人からは「ああ、軽い!」など感嘆の声があがり、効果を実感していることがよくわかりました。 人形を使って、移乗の動作を試してみたり、屈伸やカバンを持ち上げる動作を行い、HAL®腰タイプ介護支援用の使い心地と効果を体験しました。  1時間ほどの体験会でしたが、大盛況のうちに終了となりました。 今回、会場協力いただいた社会福祉法人なごや福祉施設協会の玉井元仁主幹からは「今回のセミナーは、介護の新しい未来の姿が見えた非常に良い機会でした。 ご利用者・介護職員共に、WIN・WINになる介護ロボット、HAL®腰タイプ介護支援用を装着体験してそんな気持ちになりました。 またより多くの人に知る機会を、もっと多く設けて欲しいと思いました。 」との感想をいただきました。  今後なごや福祉用具プラザでは、このようなセミナーや体験会、イベントなどを開催し介護ロボット普及を推進し、活用できるよう支援します。 ご期待ください。 鈴鹿ロボケアセンター株式会社センター長の竹腰氏より、HALⓇ開発の背景などが説明されました 装着体験会では、さまざまな動作を行い、HAL®腰タイプ介護支援用の効果を体感しました

2019.7.12

第22回 国際福祉健康産業展 ウェルフェア2019レポート

第22回 国際福祉健康産業展 ウェルフェア2019レポート  2019年5月30日(木)〜6月1日(土)の期間中、22回目となる「国際福祉健康産業展 ウェルフェア2019」が開催され、なごや福祉用具プラザも、生活を豊かに、そして便利にする福祉用具の展示を行いました。 東海地区で最大規模の福祉関連イベントとして、会期中は多くの方がプラザの展示ブースに足を運んでくださいました。  会場では展示のほか、実際に体験することのできる福祉用具も用意し、ご来場の方に使っていただくことで、普段あまり触れることのない福祉用具にも興味を持っていただけたと思います。  併せて、技術ボランティアによる便利グッズの展示・相談も行い、これらの道具が特別なものではなく“身近にある”福祉用具だとアピールできたのではないかと思います。 最後になりましたが、ウェルフェア2019への出展にあたり、多く方々にご協力をいただきました。 ありがとうございました。 令和の新時代を迎え、現在も一線で使われる定番のものから介護ロボットを代表するAI搭載品まで、福祉用具の現在とこれからを一同に展示しました 技術ボランティアのブースでは、被服・製作・自助具・パソコンの各コーナーを設け、展示・相談を行いました