3Dプリンタで持ちやすいグリップとリーチャーを作る

 なごや福祉用具プラザでは工房をリニューアルし、3Dプリンタを利用した自助具製作ができるようになりました。今回はご相談者が持ちやすく、ブラシが取り付けられるグリップとリーチャーを製作しました。
 ご相談者はお風呂で身体を洗う時、足指の間や耳裏まで手が届きません。また市販の洗体ブラシでは重くて使用しづらいため、十分に洗うことができませんでした。最近、握力の低下も感じておられました。今回3Dプリンタで製作したことでご相談者の持ちやすいグリップとリーチャーの設計・造形を行うことができ、気になっていた足指間・耳裏をご自身で十分に洗うことが可能となりました。

材料リスト

3Dプリンタ用フィラメント(PET-G)

重量

足指用リーチャー
30g(グリップ19g、パイプ11g)
耳裏用グリップ
14g

作り方

 データを作成して、3Dプリントします。プリントされた作品の不要な部分を落として、滑らかになるように研磨して、完成です。

製作費

お問い合わせください。

3Dプリンタを使用したメリット

「製作するときに型が不要」「一つから製作できる」「同時に様々な形ができる」「再設計・再造形が容易になる」などがあります。

足指洗い用
足指洗い用

延長するパイプにブラシを直接接続できます。

足指洗い用
耳裏洗い用

ブラシがグリップに直接接続できます。

足指洗い用
持ち手の形状の変化

持ちやすさを考慮して再設計・再造形しました。(下から上へ)

なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。

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